親から子へ、
そして孫へと
長く着物を愛して
いただくために
「ことごとく、すべて、残らず」を意味し、お客様や問屋からの注文を受けて意匠のアイデアを出したりさまざまな職人に指示を出しながら仕事を調整し、一枚の着物を仕上げていたプロデューサーを、かつては「悉皆屋」と呼んでいました。そのことから現在では一般的に、染め替え・洗い張り・幅だし・染め抜き・防水・入紋・仕立て直しなどきものメンテナンスんに関する一切を引き受ける仕事をさして悉皆と呼んでいます。
シミ・汚れ
シミや汚れを見つけたらなるべく早くご連絡ください。時間が経つにつれて、シミは落としにくくなります。またシミは原因によって扱いが違います。シミを落とした後、色の補正などが必要な場合があります。ほおっておくとカビや黄ばみの原因になります。
カビ
カビは放っておくと、どんどん広がって他の着物にも移っていきます。ひどい場合には着物に穴を開けることもあります。早期に対応すれば綺麗になります。
古く黄ばんだシミ
シミはフル浮くなればなるほど落としにくくなり、また生地を弱らせてしまいます。そのシミを完全に抜くことは難しいですが全体に濃い色をかけてシミを目立たなくさせたり、染め替えたり、シミの部分に柄を足したりすることで着物が蘇ります。
SERVICE
染色補正
シミや汚れは放っておくと落としにくくなってしまいます。落とし方を間違えると直せるものも直らなくなってしまったり、スレなど生地を傷める原因にもなります。「染色補正技能士」により生地や染めの状態を見極め最適な方法で加工を施します。
引染
生地を引っ張りながら刷毛で一気に染めていきます。気象条件や気温・湿度によってむらが出来ることもあるため、難しい染め方でもあります。
刺繍
友禅模様や無地のきものに立体的な模様を施し、さらなる美しさを加えます。
洗張
仕立て上がったきものを一度ほどき、反物状に戻したものを大量の水と中性石鹸で汚れ成分を洗い落とします。
湯のし
染める前の生地、染めあがった反物や洗張りした反物のしわ等を蒸気で伸ばし生地目をそろえることで、ピンとしたきれいな布に仕上げます。
FLOW
-
01
お申し込み
WEBお問い合わせ、またはお電話よりお申し込みください。
またフランス・パリよりお申し込みのお客様は、m•a•i•s•o•n•w•a 内「キモノ悉皆屋」受付カウンターよりお申し込みください。 -
02
お見積もり送付
専門知識を備えたスタッフが丁寧にご対応します。
-
03
お着物を郵送(フランス・パリのお客様)
EMS便にてお着物を東京の富田染工芸にお送りください。
-
04
お手入れ
専門知識を備えたスタッフが丁寧にご対応します。
-
05
お支払い
お手入れが終わり次第、工房にてお支払いください。フランス・パリのお客様は銀行振込、またはクレジットカードでお支払いください。
-
06
お届け
ご入金が確認できましたら、ご自宅にご郵送致します。フランス・パリからのお客様はm•a•i•s•o•n•w•a 内「キモノ悉皆屋」受付カウンターにてお渡しいたします。
※通常コース:1-2ヶ月、特急コース:約3週間